いじめや過労などを原因とする自殺者の数が増加の一途をたどる日本。この「自殺」を、「9割は他殺である」とした元東京都監察医務院長による衝撃的な著書を、無料メルマガ『クリエイターへ【日刊デジタルクリエイターズ】』の編集長・柴田忠男さんが紹介しています。過激なタイトルの書籍ですが、一体どのような内容なのでしょうか? 『自殺の9割は他殺である』 上野正彦・著 カンゼン 上野正彦『自殺の9割は他殺である』を読んだ。著者は元東京都監察医務院長・医学博士。真っ白な本、タイトルなどは真っ黒、白と黒がクッキリしたまことに潔い装幀である。これまで「自殺は他殺だ」という表現を控えてきたが、いじめによる自殺、老人の自殺が増えてきたことで、ついに言わざるを得ない時が来てしまった。この本で弱者救済に貢献したいという。 今日の日本では、自殺の原因が厳しく追及されていない。自殺に事件性はなく、本人の意志で死を選んでいるた