市場関係者のコメントは以下の通り。 ●生保とREITの破たんで金融問題が国内に波及 <立花証券 執行役員 平野憲一氏> 金融不安による日本への影響は比較的少ないとの見方から、国内株の優位性が言われてきたが、大和生命やニューシティ・レジデンス投資法人8965.Tの破たんで、対岸の火ではなくなってきた。これを受けて市場では不安感が一気に強まった。 朝方はオプションSQ絡みでいったんは海外ファンドの買い戻しが入ったが、ファンドも含めてその後パニック売りに転じた。週末の7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)で、米当局による金融機関への公的資金注入を明言するとの期待が広がれば、後場にかけて冷静を取り戻すことも考えられる。当面、市場センチメントを見守るしかない。 ●G7では市場の不信感を払しょくするメッセージ必要 <野村証券金融経済研究所ストラテジスト 芳賀沼 千里氏> 金融市場の混乱はクレジット市場