民主党の岡田克也幹事長は20日、三重県伊勢市での会合であいさつし、8月末までに行う党マニフェスト(政権公約)見直しで、高速道路の原則無料化や子ども手当の満額支給の断念を打ち出す方向で調整する考えを表明した。小沢一郎元代表に近い議員らがマニフェスト見直しを批判しているなかでの発言だけに反発を招くのは必至だ。 岡田氏は「(政権交代から)1年半がたちいまだに実現できないこともある。4年間でできることとできないことをはっきり説明することが必要だ」と強調した。 具体的には、高速道路の原則無料化について「実験を始めてあちこちで渋滞が発生した。渋滞してまで料金を下げる必要はない」と述べた。さらに「限られた道路予算をどう割り振っていくか。一般道に予算を使うことを優先させて、無料化の範囲はこれくらいという議論であれば、説明すべきだ」と指摘した。 子ども手当の月額1人当たり2万6千円の満額支給に関しても「子ど