ヤクルト館山昌平投手(38)が、今季限りでの現役引退を決意したことが8日、分かった。球威と制球力を両立させたサイドハンドとして、長く先発の軸として君臨。たび重なるケガを乗り越えてプロ17年目を迎えたが、今季は登板は6月の1試合にとどまっていた。9日にも球団から正式に発表される見込みだ。 ◇ ◇ ◇ また1人、松坂世代の投手が引退を決めた。度重なる肩や肘のケガを受け止め、手術とリハビリを何度も乗り越えてきた館山。15年7月11日のDeNA戦(神宮)で、1019日ぶりの白星をマーク。16年4月に、右肘関節の遊離体摘出とクリーニングの手術を受け、同年7月22日中日戦(ナゴヤドーム)で勝利。この白星が現役最後となった。 今季はイースタン・リーグで19試合に登板して4勝5敗。8日もイースタン楽天戦(石巻)に先発。4回2/3を被安打8の6奪三振、4失点で降板した。1軍では6月12日楽天戦(楽天