東日本大震災の復興を巡る発言の責任を取って復興相を辞任した松本龍・衆院議員(60)(福岡1区)が、8日に福岡市内の病院に搬送され、入院したことが関係者の話でわかった。 複数の政府・民主党関係者によると、命に別条はないという。 松本氏は6月27日、復興相に就任。今月2日、就任後初めて被災地入りし、3日に岩手県庁で達増拓也知事と会談した際、「知恵を出さないやつは助けない」などと発言。その後宮城県庁では、村井嘉浩知事に「県でコンセンサスを得ろよ。そうしないと我々何も知らんぞ」などと述べた。 一連の発言は、被災地や野党などの反発を招き、5日、復興相と兼務していた防災相を辞任。8日午後、福岡市内に戻っていた。