JR九州が3月12日の九州新幹線鹿児島ルート(博多-鹿児島中央)の全線開通当初から、同社管内を出発して山陽新幹線に乗り入れる直通「みずほ」「さくら」を使った修学旅行を受け入れていなかったことが4日、分かった。 直通新幹線で旅程を組んだ学校が利用できないことを知って、飛行機などに切り替えた例もあり「なぜ修学旅行を排除するのか」と不満の声も上がっている。 JR九州によると、鹿児島中央-新大阪間の直通列車は8両編成で、指定席は282席(グリーン席は除く)。最長16両の東海道・山陽新幹線「のぞみ」などに比べると圧倒的に少ない。同社は「一般乗客の利用に支障が出るため、修学旅行の直通利用は断っている」と説明。博多で山陽新幹線に乗り継ぐよう勧めているという。 実際に熊本発大阪行きの空路に変更した熊本市内の中学は「代理店から直前になって直通列車は無理だと言われた。博多乗り換えより安かったので航空機にしたが