ジンバブエ準備銀行(中央銀行)が公開した、12桁のデノミネーション(通貨単位の切り下げ)によって新たに発行されたジンバブエ・ドル札(2009年2月2日撮影)。(c)AFP/Desmond Kwande 【2月2日 AFP】(写真追加)世界でも記録的なハイパーインフレーションが続くジンバブエの中央銀行は2日、1兆ジンバブエ・ドルが新1ジンバブエ・ドルになる12桁のデノミネーション(通貨単位の切り下げ)を実施し、7種類の新札を発行した。 ジンバブエ準備銀行(中央銀行)のギデオン・ゴノ(Gideon Gono)総裁は、疲弊した経済を建て直すため「中央銀行は通貨の12桁を切り下げた」と述べ、新ドルで1ドル、5ドル、10ドル、20ドル、50ドル、100ドル、500ドルの7種類を直ちに発行したと発表した。 ゴノ総裁は「昨日までは兆単位のお金を持っていた資産家たちよ。悪いが、今日は好きな飲み物も買えない