TPPは、簡単に言うと関税や国ごとの貿易の規制を取り払うことによる自由貿易の促進です。TPPに参加することで具体的に何が起きるかと言えば、例えば食料に目を向けると、安い農作物が入ってくることで日本の食料自給率が今よりもさらに下がり、海外依存が強まることが予想されます。 一時的には、安い買い物ができることは生活を楽にするでしょう。しかし、もし食料危機が発生した場合、真っ先に困るのは食料を海外に依存していた国です。 食料のほかTPPへの参加によって、医療、保険、労働、知的財産権ほか、膨大な分野に影響が及びます。それらは例えば、医療機関に自由診療を認めることによる医療費の高騰だったり、コスト削減効果の高い安価な労働力が流入することで、日本人の仕事が減少することだったりします。 それでも、「経済成長するためにはTPPに参加するのもやむを得ないのでは?」と思われるかもしれません。この疑問に関しても、