V-twin.life 2008年 奥多摩ツーリング 後編 【転記】事実は小説よりも奇なり 国道20号は交通量も多くはなく、快適だった。 整備された道は走り易い。光も多い。 信号待ちの車を抜かせばその先は独壇場だ。 決して危険な速度で走っているわけではないが、 走る事のみを意識し、また、道幅をいっぱいにつかってコース取り出来るバイクと車とでは圧倒的に違う。車にとってはS字カーブの連続でも、バイクにとっては直線だったりするからだ。 勿論中には圧倒的な速度を誇る車も居るのだろうが、稀有だ。 八王子を通過し、府中でまたコンビニに寄る事にした、 大して疲れては居ないが、ここで一息入れて残りを一気に走り抜けてしまおうと考えた為だ。 コンビニでトイレを借りて、何か甘いものをと考え、チョコレートを購入した。 コンビニの外へ出て、さて、チョコレートを食べようか、とした所へ不意に声をかけられた。 見るとゼルビスという僕のＶＴＲ250のツアラー版を押している青年が一人。 ツー
