JavaScriptが、いま注目を浴びている。 前回も紹介したように、JavaScriptが復権を果たした背景にはさまざまな要因が考えられるが、その契機ともなったキーワードを1つだけ挙げるとするならば、「Ajax(Asynchronous JavaScript And Xml)」を外すことはできないだろう。Ajaxという技術の登場によって、JavaScriptによるリッチなユーザー・インターフェイス構築の可能性が示されたことで、JavaScriptの価値は確実に見直されつつある。 本連載は、JavaScript復権のいまこの時代に求められる、JavaScriptという言語への理解を再確認しようというものだ。連載初回ではまずJavaScriptの苦渋の10年間を振り返りながら、JavaScriptという言語にまとわりつく誤解の払拭を試みた。JavaScriptという「不遇な」言語にこれまで向