今回のスーパーコンピューターの系譜は前回に続きインテルのアクセラレーターについてである。インテルはLarrabeeの後継をHPC向け製品として提供することを決断、そこから猛然と動き始める。 HPC向けアクセラレーターに特化した Knights Ferry まず2010年に投入されたのが、Knights Ferryである。LarrabeeはまだGPU的な要素を残していたが、Knights FerryではテクスチャーエンジンやラスタライザーなどのGPU的な機能を完全に取り去り、純粋にHPC向けアクセラレーターにした。 この時点でインテルはこれをMIC(Many Integrated Core)アーキテクチャーと呼ぶようになる。