ブックマーク / qiita.com/ssugasawa (5)

  • ベイズ統計学を勉強する参考書のフロー - Qiita

    慶應義塾大学・株式会社Nospareの菅澤です. 今回はベイズ統計学を勉強するための参考書の順番 (私見) について紹介していきます. 3年ほど前に『日語で学べるベイズ統計学の教科書10冊』を紹介しましたが,今回は「どのような順番でどの参考書を読んでいくと比較的スムーズに勉強が進められるのか」に焦点を当て,比較的最近の書籍や英語の書籍まで含めて紹介していきます. まずは全体的なフローのイメージを提示しておきます. 今回の記事では,「ベイズ統計学を勉強すること」のスタートとゴールを以下のように定めます. (スタート) 統計学の基礎的な内容 (統計検定2級程度の内容) は身についている (ゴール) ベイズモデリングに関する最新の論文がある程度理解して読め,自力でモデルを組んだり実装することができる また,このゴールへの道のりとして,大きく2通りのルートを想定します. (ルートA: フルスクラ

    ベイズ統計学を勉強する参考書のフロー - Qiita
  • 異質な因果効果とその推定方法 - Qiita

    慶應義塾大学・株式会社Nospareの菅澤です. 今回は異質性のある因果効果とその推定方法について紹介します. 異質処置効果 (Heterogeneous Treatment Effect) 標準的な潜在アウトカム(potential outcome)の設定下での因果効果の推定を考えます.そのため,以下の変数を用意しておきます. $X$: 説明変数 $T$: 処置変数 ($T=1$: 処置群, $T=0$: 対照群) $Y^{(T)}$: 処置$T$のもとでの潜在アウトカム $Y=TY^{(1)} + (1-T)Y^{(0)}$: 観測できるアウトカム 観測データとしては$(Y,X,T)$の三つ組です. 処置$T$の因果効果を測る指標として広く用いられているのは平均処置効果(ATE; average treatment effect)でして,以下のように与えられます. 集団内には異なる特徴

    異質な因果効果とその推定方法 - Qiita
  • 状態空間モデルを用いた因果効果の推定: CausalImpact - Qiita

    東京大学・株式会社Nospareの菅澤です. 今回は状態空間モデルによる時系列予測手法を用いた因果効果の推定手法であるCausalImpactについて紹介します. CausalImpactとは CausalImpactはGoogleによって開発された因果効果推定の方法です.手法の詳細はBrodersen et al. (2015, AoAS)に記載されており,手法を実装したRパッケージも公開されています. CausalImpactは,ある介入が時間変化するアウトカムにどのような影響を与えるかを推定(推測)するための手法です.時間変化するアウトカム(時系列データ)に対して因果効果を推定する有名な方法としてDifference-in-Difference (DID)がありますが,DIDよりも緩い仮定のもとで時間変化する因果効果を推定できる方法として知られています. CausalImpactのコ

    状態空間モデルを用いた因果効果の推定: CausalImpact - Qiita
  • MCMCをフルスクラッチで実装するトレーニング方法 - Qiita

    はじめに 東京大学・株式会社Nospareの菅澤です. 今回はベイズ統計を用いたデータ分析を実施する上で欠かせないマルコフ連鎖モンテカルロ法(いわゆるMCMC)をフルスクラッチで実装するためのトレーニング方法と,そのための参考書について紹介いたします. 最近ではstanのように,モデルと事前分布を記述するだけで汎用的にMCMCが実行できてしまう環境が整っていますが, そもそもMCMCがどういう流れで動いているのか理解する stanなどの汎用ツールがうまく使えない(orうまく動かない)場面に遭遇したときに自分の手で実装できるようにする ためには,標準的なモデルでMCMCをフルスクラッチで実際に組んだ経験が重要になってくると思います. 参考書について トレーニングのために私がオススメするのは以下のです. J. Chan, G. Koop, D. J. Poirier, J. L. Tobia

    MCMCをフルスクラッチで実装するトレーニング方法 - Qiita
  • 日本語で学べるベイズ統計学の教科書10冊 - Qiita

    東京大学・株式会社Nospareの菅澤です. 今回はベイズ統計学を勉強する上で個人的にオススメな日語の教科書10冊を簡単に紹介したいと思います. 一般的な方法論・基礎理論 中照雄『入門ベイズ統計学』 簡単な例と実践的な例を使ってベイズ推論の考え方が導入された後,マルコフ連鎖モンテカルロ法(MCMC)の基礎的な事項がまとめられています.基的な数理統計学が理解できていれば十分読める内容になっている印象です.このの続編である中照雄『実践ベイズ統計学』では,ファクターモデルやそのポートフォリオ選択への応用,ベイズ的線形回帰モデル,モデル平均化法などのより発展した内容について丁寧に解説されています. 伊庭幸人・種村正美・大森裕浩・和合肇・佐藤整尚・高橋明彦『計算統計II』 かなりボリュームのある内容のです.基的な話題として,MCMCの基礎や標準的な統計モデルにおけるベイズ推論に関して数

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