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新宿ピカデリーにて『マイマイ新子と千年の魔法』を見た。素晴らしかった。本当に素晴らしかった。これはなんというか、存在すること自体が奇跡のような、そんな映画だ。何が奇跡なのかを一言で言えば、この映画が「物語のイロハを完全に無視した映画である」ことだ。いや、違うな。「物語のイロハを完全に無視したところで作られながら、観るものの心に極めて深い感動を与える」ところに、この映画の素晴らしさがある。以下ネタバレなしで感想を。 「物語のイロハ」とは何か。簡単に言えば、それは「登場人物が何かを乗り越える」ことに他ならない。 例えばよくあるアクション映画なんかは、「絶体絶命の危機に陥った主人公が、その危機を乗り越える」という構造で作られている。 まず、小さな危機5つ、中くらいの危機2つ、大きな危機1つを作っておいて、それをタイムスケジュール上に配置する。そして「愛する人のために危機を乗り越える」とか「人類の
ひょっとしたらもうしばらく観られないんじゃないかということで観てきましたよ。まだ良く整理出来てないけど気づいた点のメモを取り留めなく書いてみる。思いっきりネタバレ注意です。 なんというか、「物事の多面性とその理解・解釈」を描いた作品なんじゃないかと ひづる先生(生徒から慕われる優しい先生/不倫関係) タツヨシのお父さん(人望の厚い巡査/盛り場に入り浸った末の自殺) 貴伊子のおかあさんの香水(貴伊子にとって大切な物/「くさい」・金魚のヒヅルを殺してしまう) でも、ひづる先生もタツヨシのお父さんも最終的にそれを乗り越えて報われてるように描かれてる このあたりの理解・再理解とかあのへんに「ダイヤルをチューニングして」的なこと感じたのかな。「千年の魔法が消えた」という部分もなんかつながってきそう。 クライマックスの夜のシーンの貴伊子のセリフ「新子ちゃんがいなくなったらだれが…」 ウェでイングドレス
http://www.mai-mai.jp/index.html 見てきました。素晴らしかった、けど話題になってなさすぎ! 「今なにが流行ってるか」って、2chまとめブログとかツイッター見てればだいたいは分かると思うんだけど、それでも「マイマイ新子」のことは全然タイトルすら聞いたことなかったんですよ。 でもたまたま絶賛してる人を見つけて、調べて感想をあさってみたら見た人は全員が全員、大絶賛してるので気になったので実際に映画見てきました。 「マイマイ新子と千年の魔法」を迷わず見に行ってほしいんですよ!!!! - たまごまごごはん http://d.hatena.ne.jp/makaronisan/20091201/1259612324 ↑とんでもない熱量(なのにネタバレなし!)でこの映画をお勧めされてるので、「そんな映画聞いたことねえよ」って人はまずこの文章を読んでもらえれば興味を持ってもら
観たのは、この2本。 「マイマイ新子と千年の魔法」 「劇場版マクロスF 〜虚空歌姫イツワリノウタヒメ〜」(2回目) 「マイマイ新子と千年の魔法」はノーマークだったものの、ネットを巡回中たまたまこの作品を紹介したblogに当たって、非常に評判が良かったので急遽鑑賞することに。たまたま岐阜県内でも上映しているところがあったので、早速行ってきました。 やあ〜、これはホントの傑作。本気で多くの人に観てもらいたい作品。その瑞々しい表現やリアリティあふれる子供の世界に脱帽。また昭和30年代の田舎の風景と1000年前の国府(平安時代か?)での生活がクロスオーバーするファンタジックな展開は、今敏監督の「千年女優」にも通じるアニメならではの表現。(制作したスタジオがMAD HOUSEであることも重要。今年は既に「サマーウォーズ」がある。) 何も起こらないのにドラマチックなストーリーは、それでいて人間生活の機
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