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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/pleurisy (1)

  • 最後の言葉 - あおばら

    うわごとを呟くようそっぱちを書くよ! いつもあおばらのように間違えてばかりなのでしかたないよ! 伊藤計劃の小説『ハーモニー』を読んだだれもがふしぎに思うあのhtmlについて、わたしはひとつの解を想像します。これもだれもがふしぎに思う、あの小説の最後の言葉を書くために、あの記法は採用されました。あの述懐は誰のものか。主人公のミァハでも、いなくなったほかの誰かでもなく、三人称の地の文の作者でもない。あの最後の言葉を『人間』が書くのを認めず、けれど言葉として記さなければければならない小説家がとった考えられる限りいちばん誠実な態度が、あの記法の採用でした。小説家はその最後の小説を、ハッピーエンドで終わらせなければならないとわたしは考えています。それは義務です。だとしたら伊藤計劃は、まだ書かなければならなかった。いち読者として身勝手に、残念でたまりません。遺された伊藤さんの文章を、折に触れて読み返し

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