現実の人間関係の反映にすぎない閉じた世界 この連載でも何度か触れてきたが、僕が仕事をするうえでツイッターやフェイスブック、LINEなどのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を活用する機会は多い。担当番組の情報を発信したり、放送中に関連投稿を追ったりする。スタッフ間の連絡にも便利だ。公私ともにSNSを積極的に利用しているビジネスパーソンは少なくないだろう。 ただ最近、これまで積極的に使ってきた人たちの間でも、SNSに対する“うんざり感”が強まっているのを感じる。ソーシャルに開かれたコミュニケーションには不快な反応や行き違いが付きものだし、一方で、LINEなどでのクローズドなコミュニケーションは、単に現実の人間関係の反映にすぎず、便利ではあるがそれ以上のものではない。 振り返ってみると、僕がこれまででいちばんワクワクしたSNS体験は2000年代半ばから後半にかけて流行した国産SNS
![今、あえて初期「ミクシィ」を懐かしむ](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/97dec476056d418e86b2efcfef5b5d6cd8d201db/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Ftk.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F0%2F0%2F1200w%2Fimg_0067f01481d7741382953c444973661811201066.jpg)