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書評に関するtek-itoのブックマーク (5)

  • 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

    ハルビン駅へ 日露中・交錯するロシア満洲の近代史 [単行] ディビッド・ウルフ 講談社 2014-10-07 ひさしぶりに、かばちゃんの推薦。名著。 著者は、アメリカ人で、北海道大学のスラブ研究センターの教授。 ロシア側の文章を中心にして、19世紀後半から、1931年の満州事変までの間の、ハルビンの歴史や生活を定年に分析した。 正直言って知らないことばかり。日政治学者や歴史学者からは分析されない、ロシア、ソ連時代の東清鉄道の中心地であったハルピンの姿がよくわかる。 東清鉄道を整備したウィッテを中心とするロシア大蔵省と、クロポトキンを中心とするロシア陸軍を確執など、興味深いが、特に、ロシア大蔵省が中心となって、ロシアの中では少数派のユダヤ人、ポーランド人、ロシア国教以外のキリスト教徒などを、積極的にハルビンに招いたこと。 これが、19世紀の最後から20世紀当初において、ハルビンの繁栄

  • 大学教師が新入生にすすめる100冊

    恒例の100冊リスト。 ただし、これまでの趣向を外した。「ベスト100ランキング」は楽しいが、変わりばえしない。毎年似たような「ベスト100」をヒネり出すのも飽きた。ホントのところ、「大学新入生」と銘打っているものの、わたしのためのブックリストなのだ。読んできたやつ、未読のやつ、読みたいやつを抽出したりふり返るためのきっかけなのだから。 だから、今回はランキングをしない。母体のリストは、「大学教師が新入生にオススメする」なんだけれど、そこからの選出はわたしの手になるもの。今までのリスト作成の過程で知り合えたものや、「読まねばリスト」に追加したもの。積読山に刺さったまま、課題と化しているものを中心に100挙げた。 もちろんこの100冊を参考にしてもいいし、母体リストから自分専用の一覧を作ってもいい。母体のリストは三千弱になるが、元となったのは、以下のリスト。ブックガイドは多々あるが、「大学

    大学教師が新入生にすすめる100冊
  • The Red Diptych

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  • この本がスゴい!2011

    今年もお世話になりました、すべて「あなた」のおかげ。 このブログのタイトルは、「わたしが知らないスゴは、きっとあなたが読んでいる」。そして、このブログの目的は、「あなた」を探すこと。ともすると似たばかり淫するわたしに、「それがスゴいならコレは?」とオススメしたり、twitterやfacebookやtumblrで呟いたり、「これを読まずして語るな!」と叩いたり―――そんな「あなた」を探すのが、このブログの究極の目的だ。 昨年までの探索結果は、以下の通り。 このがスゴい!2010 このがスゴい!2009 このがスゴい!2008 このがスゴい!2007 このがスゴい!2006 このがスゴい!2005 このがスゴい!2004 昨年から始めたオフ会で、たくさんの気づきとオススメと出会いを、「あなた」からもらっている。目の前でチカラ強くプッシュしてもらったり、物語談義を丁々と続けたり

    この本がスゴい!2011
  • 原田ひ香「東京ロンダリング」書評 都会の「隙間」に生まれた職業|好書好日

    東京ロンダリング [著]原田ひ香 事故や事件で人が死んだ部屋に一カ月間だけ住む、というのが主人公りさ子の仕事である。賃貸物件の場合、問題の部屋に一度誰かが入居すれば、それ以降の入居者には事情を説明する義務がなくなるらしい。そこで生まれた職業なのだ。 当然ながら、りさ子は死んだ人間の部屋ばかりに住み続けることになる。「住む」こと自体が仕事だから、あとは何をしていても自由なのだ。 ちょっと羨(うらや)ましいような気持ちになる。私も燈台(とうだい)守や山小屋の番人に憧れたことがあるが、それ以上に静かで人と関わらない仕事が、都会のど真ん中で可能だとは。 お金と効率の原則に支配された現代の東京にも、奇妙な「隙間」があったものだ。いや、その支配を突き詰めたからこそ生まれた「隙間」というべきだろうか。 だが、実際にそんな仕事をずっと続けたら、人間はどうなってしまうのだろう。「住む」だけでありつつ、それは

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