Webブラウザがアプリケーションプラットフォームとして、キャンバスやオフラインといった機能強化を行いつつあるという話を前回「Firefox 3.5とプラットフォーム化するWebブラウザ」で書きました。 そのWebブラウザの進化を裏で支えているのは、標準としてのHTML 5の存在です。 そもそもHTMLは約10年前のHTML 4でバージョンアップを終えて、その後はHTMLをXMLで書き直したXHTMLが後継となりました。実際にXHTML 1.0と1.1が策定されています。 XHTMLは、いままでヒトがWebブラウザで参照するために書かれていたHTMLをXML化することで、機械でも読めるデータとすることを目指しました。そこには、これからは機械がヒトと同じようにXHTMLを解釈してデータを活用する「セマンティックWeb」が広がっていく、というシナリオがあったためです。 ところが実際にはセマンティ
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