ツイート中にある『吉原花魁日記 光明に芽ぐむ日』は、大正時代に吉原遊廓で遊女として勤めた人物・森光子による手記で、遊女本人の著述や本人への聞き取りといった記録はあまり残されていない中、遊女本人のまなざしを窺い知ることができる貴重な作品の一つ。 森光子 『吉原花魁日記』 「もう泣くまい。悲しむまい。復讐の第一歩として、人知れず日記を書こう。それは今の慰めの唯一であると共に、又彼等への復讐の宣 kastoripub.stores.jp
※2023/6/1追記。番組担当者から謝罪の連絡を頂戴しました。本稿はもとより個人を指弾する目的ではなく、テレビ制作における外部協力者が受ける不条理を実例を持って示すことが目的でしたので、謝罪の有無にかかわらず、すでに私の目的は達しています。加えて、今回頂戴した謝罪はこちら恐縮するほど丁重なもので、その意味でもこの記事を元にして、関係者および第三者に迷惑が及ぶことを望まないことを再確認します。一部の週刊誌から取材の打診を受けていますが、すべて断っています。これらの理由から、この記事を非公開しても構わないのですが、そのことによって余計な憶測を生むことはさらに避けたいと思いますので、まずは残す判断とします。本文の繰り返しですが、現場で汗水を流している方にはエールを送ります。 2023年5月20日に江東区の東陽町が特集され、私は視聴しませんでしたが、SNSなどで知る限り、洲崎パラダイスも紹介され
台東区上野公園内にある下町風俗資料館の企画展『「江戸風俗人形」の世界 〜建物・人形・小物の三位一体の妙〜』(会期:2019/12/7〜2020/2/24)を観てきました。 同展では吉原遊廓にあった妓楼・三浦屋を再現した模型(建物・小物・人形)が展示されており、SNSでも遊廓に興味のある人たちを中心に少し話題になっていました。 どのように時代考証されたのか?私は一点、気になりました。それは考証です。どのような資料から時代考証を行った上でこの模型を制作したのか。それを確かめるために見学してきました。 展示は縦横3メートルの台に乗せられた迫力あるもので、建物は三浦宏氏[大正15年〜令和元年]、人形は辻村寿三郎氏[昭和8年〜]、小物は服部一郎氏[昭和8年〜平成21年]の三者がそれぞれが製作したと説明があります。 模型を制作するに至った経緯を説明するパネルに含まれるかたちで、時代考証についても触れて
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