いわゆる「イヤな人」が正直者で、「いい人」がただ自分で言うのを止めただけのウソつきだという傾向は、どんな場面でも通用しやすい汎用的な考え方だとは思うが、しかしそうやって完全武装した人間に向かって正面攻撃を行えば、「そんな事は一言も言ってない」「そんな事は考えた事もない」「お前自身が汚い人間だから相手も同じだと疑うのだ」などと切り返されて一巻の終わりなので、 それとも、「そんなおかしな非モテは一部だろう!」と我々には言いつつ内心では、彼らの露悪的なルサンチマン、少しのためらいもない他者への攻撃性に、心の中で共感したり、拍手喝采したり、溜飲を下げているのではないか。 それこそ正直に言えばいいと思う。「本当は俺も女を罵倒したい。それを気兼ねなくやっている非モテを賞賛したい。彼の歯に衣着せない攻撃に内心溜飲を下げているのだ。彼は俺達の代弁者である。自分で直接やったら叩かれるからできないけどね!」と