立件とは立件とは、「刑事事件において、検察官が公訴を提起するに足る要件が具備していると判断して、事案に対応する措置をとること」(大辞泉・小学館)です。 但し、ニュースなどでも日常的によく使われている「立件」という言葉は、実は法律用語ではないとご存知でしたか? 「立件」とは一体どんなことをさす言葉なのか、立件の定義を探っていきます。 立件は法律用語でない「立件」という言葉は、実は法律用語としては存在せず、刑事訴訟法上の手続にも「立件する」という手続きは存在しません。 あくまでもマスコミがよく使う言葉として存在しているに過ぎず、一般的に使われることも滅多にない言葉です。 そのため、実は、明確な定義がなされているわけでもありません。 立件の定義立件の定義の仕方は、実は最初に解説した意味以外にも、国語辞書によってそれぞれ異なります。 いくつか例を見てみましょう。 要件が備わっているとして、裁判所や