IT大国の韓国で一昨年末から今年3月にかけ、未成年16人を含む女性74人を脅して自撮りさせたわいせつ動画を、秘匿性の高い通信アプリ「テレグラム」で有料配信した事件が発覚した。数十万人の会員が閲覧したとみられ、史上最悪のデジタル性犯罪として韓国社会を震撼(しんかん)させた事件の解明が続いている。 (ソウル・相坂穣) 「博士」と自称する主犯の男や「従業員」と呼ばれる共犯者らに、十~二十代の女性らが人格をもてあそばれた大量の動画が、サイバー空間でひそかに流通していた。 男らは通信アプリなどで「良いアルバイトがある」などと女性らを勧誘し、個人情報を入手。言葉巧みに裸の写真を送らせた途端、写真をばらまくと脅し、わいせつ動画を強要した。「殺しに行く」と脅迫することもあったといい、実際に中学生ほどの少女が男に性的暴行を受ける動画も見つかっている。
風呂場や洗面台で、顔を下に向き続けていると気分が悪くなるのが不思議だった。「秘密だよ」という言葉を聞くと、なぜか喉が詰まったように苦しくなった。原因が三十年以上前のトラウマ(心的外傷)だったなんて-。関東地方在住の女性(37)が、それに気付いたのは、父親の同僚から性暴力を受けた記憶がよみがえった二〇一八年秋のことだ。 真っ赤なジャンパーに青いズボン。おかっぱ頭の少女がイチゴ畑を背にあどけない笑顔を向けた一枚の写真。父親とその同僚六人と出掛けた旅行の一コマだ。女性は当時三歳。その晩、酒に酔った父親は同僚に娘を風呂に入れてくれるよう頼んだ。手を挙げたのは四十歳前後の男。「嫌だな」。覚えているのは、そう思いながら服を脱がされるシーンまでだ。 記憶のふたは閉じられたまま、十五~二十八歳は拒食症と過食症に苦しんだ。体重が三五キロまで落ち、生理が止まったこともある。短大生時代には、七〇キロ超に太った姿
首相が各界の著名人らを招いて毎年四月に東京・新宿御苑で開く「桜を見る会」の費用が、二〇一八年度は予算の三倍となる約五千二百万円に上ったことが、十三日の衆院決算行政監視委員会で明らかになった。第二次安倍政権の過去五年間、同じ額の予算を計上しているが、実際の支出は毎回、予算を上回り、増え続けている。参加者の増加が主な原因だ。 会の予算は、一四年度以降は毎年度千七百六十万円余。支出は一四年度の約三千万円から年々増加。参加者も一四年度の約一万三千七百人から、一八年度は約一万七千五百人に増えた。本年度は四月十三日に開かれ、参加者は約一万八千二百人に膨らんだ。支出は確定していない。 費用は、会場設営や警備費、飲食費に充てられる。内閣府の担当者は同委員会で予算額について「準備、設営に最低限必要となる経費」と説明。その上で「実際は金属探知機などのテロ対策強化や参加者数に応じた飲食提供など、予算額を上回る経
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