いろいろな意味で、マジックはゲーム・デザイナーにとって完璧なゲームです。ゲームの部品は提示されますが、それを使って何をするかはデザイナーの手にゆだねられます。対戦相手とテーブルにつくよりもさらに前から、どんなことをしたいか、そしてそれを実現するためにはどうしたらいいかを考えているものです。攻撃寄り? 防御寄り? いいコンボは思いつきましたか? カジュアルな状況なら、どうすれば他のプレイヤーが楽しめるのかを考えることすらあるものです。あなたが《歪んだ世界》を使ったときに友達が喜ぶとか、《ハルマゲドン》を唱えたら席を立たれるとか。1ゲームの中にさまざまな可能性が詰まっています。そして、想像力を働かせる余地はいくらでもあります。 マジックをプレイしているゲーム・デザイナーがたくさんいることは知られていますので、『マジック2015』に向けて、これまでやったことのないこと、つまりゲーム・デザイナーを