イメージフォーラムで『ヴィオレッタ』を見た。 ヒロインは12歳の少女ヴィオレッタ。母親のアンナは野心的でアートな感じの写真家で、娘をモデルに写真を撮り始める。好評を得たアンナの要求はだんだんエスカレートし、とうとう娘のヌードまで撮り始める。最初は従っていたヴィオレッタだが、ロンドンでシド・ヴィシャスと撮影するセッションでとうとう堪忍袋の緒が切れ、母との関係が決定的に壊れていく…という話。 これ、実際に写真家だった母親イリナにヌード写真を撮られていたエヴァ・イオネスコの監督作品ということで、かなりの部分が実体験に基づいているらしい。それだけでもうかなりハードな話…なのだが、それ以上に「女の子の夢」の暗黒面に向き合っている映画だというところがゴスとかガーリーなものに興味ある女としては本当にきつい映画だったと思う。 とりあえず、そんなに映画自体の出来はよくない。どうしてここに入ってるのかわからな