2016年7月21日のブックマーク (1件)

  • 「今上天皇」という表現について - Cask Strength

    「今上」の「上」は皇帝という意味なので、「今上皇帝」「今上天皇」という表現は重言となってマズいという議論は、それ自体は全くその通りとしか言いようがありません。しかし、「今上皇帝」「今上天皇」という表現はかなり古い時代から文献上にちょこちょこ現れるので、「この表現は誤りだ!」とドヤ顔でいうほどのものでもありません。 ツイッターで「明治以前の『今上天皇』の用例を知りたい」という質問があったので、超大物による、とびっきり古い例を指摘しました。淡海三船の「大安寺碑文」(宝亀六年、775年)です(参照、CiNii 論文 -  大安寺碑文を読む)。 寺内東院皇子大禅師者、是淡海聖帝之曽孫、今上天皇之愛子也 碑自体は亡逸してしまい、偽作説もありますが、ともあれ中世以前の用例です。作者は「淡海聖帝」の対となる四字句をひねりだすのに苦慮したのかもしれませんが、漢籍(たとえば『広弘明集』の目次や『法苑珠林』等

    「今上天皇」という表現について - Cask Strength
    tennteke
    tennteke 2016/07/21
    構造的におかしいという意見に対して、歴史的に使われてるというのは、主導権争いであって、歴史的に使われているから構造的に正しいんだ、とはならないよね。