2021年5月6日のブックマーク (7件)

  • 写真やカメラを嫌がる心理

    他人の目を通して自分を意識 人はカメラを向けられると「他人の目」を意識します。 それと同時に「他人の目を通した自分」も強く意識させられます。 社会学者チャールズ・クーリーは、これを「鏡映的自己」と呼びました。 「自分とはどういう人間か」を知るには、他人の存在、他人から見た自分というのも重要になるのです。 例えば「私はやさしいタイプ」と思えるのも、まわりの人の存在があってこそ。 友達を気遣ったときに喜んでもらえたり、周囲から「あなたってやさしいね」と言われたりすることで、「自分はやさしい」というイメージをつくるのです。 私たちは、自分自身を常に意識しているわけではありません。 意識する時は、カメラを向けられたときや、大勢の前に立ったとき、まわりの注意が自分に向いていると感じたときが主です。 このとき、「他人からこう見られたい」という理想が高い人は、現実の「自分」を強く意識させられる状況に耐え

    写真やカメラを嫌がる心理
  • 人はなぜ流行に乗るのか?|流行に乗ってしまう心理

    巷で〇〇が流行っている!と言う情報が出ると、なぜかそれを調べて流行に乗ってみようと考える人は少なくないでしょう。 人は「まわりの人と同じでいたい」という気持ちと、「まわりとは違っていたい」という背反する気持ちを併せもっています。 流行には、こうした背反する心理が絡み合っています。 流行に乗る人の分類 社会学者のロジャーズは、流行が広まっていく様子を5つの過程に分類しました(VPBと呼ばれるもの)。 流行に関わる人々を分類した、ロジャーズの「イノベーター理論」を紹介します。 商品を購入する時期ごとに5つのグループに分けられます。 イノベーター : 進んで新しいものを取り入れる革新的な人々。 2.5% アーリーアダプター : 流行をいち早く取り入れる、流行に敏感な人々。 13.5% アーリーマジョリティ : まわりと同調し、流行を取り入れる人々。 34% レイトマジョリティ : 3にさらに追随

    人はなぜ流行に乗るのか?|流行に乗ってしまう心理
  • 端数価格だと買いやすくなる心理|買い物の心理学

    端数効果 商品を端数価格にすると売り上げがアップすると言われており、実際その通りです。 498円、4980円など、端数価格の商品は数多く存在します。 なぜキリのよい500円や5000円にしないのでしょうか? それは、端数価格にすると、売り上げによい効果があるためです。 まず、端数価格には納得感があります。 人は半端な数字を出されると「そこに何か意図があるのでは?」と無意識に感じます。 これを「端数効果」と言います。 価格の場合「ギリギリまで値下げしてくれた」という印象につながるため、お客はそれ以上の値下げを要求しづらくなります。 また、人は無意識のうちに400円台、500円台…などと、キリのよい数字を基準に考えるところがあります。 そうすると、498円は400円台で、500円は500円台となり、2つは違うグループに属します。これが大きな差を感じさせ、「買う・買わない」の判断にまで影響するこ

    端数価格だと買いやすくなる心理|買い物の心理学
  • 最後の1点をなぜ買いたくなるのか?|買い物の心理学

    「在庫残り1点」の様な表示を目にした時、多くの人が購買意欲を駆り立てられると思います。 これは人間は、制限があることで買いたい気持ちが高まるためです。 巷の売り文句 買い物をしていると、さまざまな売り文句を見聞きします。 よくあるのは「値下げしました」「レジにて5%引」のような、お財布にうれしい売り文句です。 「売れてます」「人気商品」といった、同調心理をくすぐる言葉もよく使われています。 そしてもう1つ、頻出のものは、「最後の1点」など、限りがあることをあらわす言葉です。 これはアパレルショップなどでよく耳にするセリフで、同じ商品を大量入荷しないため、早めに最後の1点になってしまいます。 最後の1点の心理 この「最後の1点」という言葉は、そのときを逃すと買えなくなることを意味するため、購買意欲を高めます。 というのも、人は皆、無意識のうちに「自分は自由だ」と思っているため、その自由が失わ

    最後の1点をなぜ買いたくなるのか?|買い物の心理学
  • 人が嘘をつく心理と嘘を見抜くコツ

    人間は生活の中で、日々多くの嘘をついています。 気の乗らない誘いを「予定があるから」と断ることもあるでしょう。 友人と観た映画おもしろくなくても「おもしろかった よね」と言われれば、「ラストシーンが特によかったよね」などと話を合わせることもあるでしょう。 これらは相手を傷つけないための嘘であり、人間関係を円滑にするためにはある程度必要な偽善です。 人は嘘をつく生き物 誰もが完全に正直だったら、世の中はもっと殺伐としているはずです。 一方、嘘は使いようによっては危険な武器にもなります。 犯罪やトラブルとの関わりも深く、嘘をついて利益を得る「詐欺」などはその典型です。 嘘は悪いものだと教えられるのは、こうしたことを防ぐためと言うのもあるでしょう。 悪意のない嘘であっても、結果的に相手を傷つけてしまうこともあります。 また、嘘をつくと、知らず知らずのうちにストレスがたまり、嘘をつかないほうが心

    人が嘘をつく心理と嘘を見抜くコツ
  • 腕組みをする心理|行動の心理学

    苦手な人と接するときや、話の輪に入れないときなど、居心地の悪さを感じている状況で、つい腕組みをしていませんか? 「手や脚には音があらわれる!」と言われるくらいで、腕を組むというのは「壁」を作ろうとするケースが多く見られます。 俯瞰して見てみると分かりますが、相手と自分の間に腕を置けば、パーソナルスペースが広がります。 私たちは、緊張や不安を感じているときや、相手に対する拒絶感があるとき、このような行動で自分を守ろうとすることがあります。 腕組みのほかにも、二の腕にさわることも同様です。 専門的には、腕や脚を開いている形を「オープンポジション」と呼び、内側にクロスする形を「クローズドポジション」と呼びます。 リラックスして心を開いているときはオープンポジション、緊張感や警戒感、拒絶感をもっているときはクローズドポジションをとる傾向があります。 つまり、相手が腕を開いていれば、リラックスして

    腕組みをする心理|行動の心理学
  • 行列に並びたくなる心理

    人は行列が好きと言われがちですが、海外でも多くの国で人間は行列に並びがちです。 アメリカの検証番組でも、何もないところに並んでいる人の後ろに、列が出来ていくという不思議な現象が起こります。 これは人間は是非にかかわらず、周囲が認めるものは良いものだと思う傾向があるためです。 例えば飲店の前に行列が出来ていた時、 「行列ができている」=「多くの人がべに行っている」=「美味しいお店のはず」 こう考えるのは、人間は皆「ケチ」だからです。 といってもこのケチとは、お金を出し惜しむという意味のケチとは少し異なります。 人は、あまり興味のないことや、知識や情報を十分にもっていないことについては、極力少ない労力で判断しようとします。 こうした心理傾向を「認知的ケチ」と言います。(認知的節約家、認知的倹約家などとも言われる) 私たちは毎日、大小問わず、さまざまな選択をしながら生活しています。 その

    行列に並びたくなる心理