[シュワブ陸上案]いいかげんにしてくれ 政治 2010年2月20日 09時53分(24分前に更新) 新政権の米軍普天間飛行場をめぐる迷走ぶりにはうんざりしてきた。 政府が普天間の移設問題で、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ陸上部にヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)を造る代替案を検討していることが明らかになった。 しかもすでに米側へ打診しており、それが名護市長選で基地反対の新市長が誕生した直後の2月上旬だったというから絶句する。民主党は米海兵隊飛行場のために民主主義を投げ出すつもりなのか。 世界中でこれほど米軍基地が集中する「島」はほかにない。日米安保が重要と言い、海兵隊の継続駐留を見直さないのなら、当然の論理として沖縄以外で基地移転先を探すべきだ。ところが政府と本土の他地域はその議論から目を背けている。 民主党は野党時代に普天間の「県外・国外」移転を主張していた。政権の座に就き、現実と理