「受験生の心の休ませ方」(PHP研究所)を出版しました。 十代は生きる支えがない。しかしそれでよい。生きる支えを作るのが十代である。 そしてその生きる心の支えは、様々な体験からしか生まれてこない。 青春時代は悩みがあるのが正常である。ヘビがまっすぐになったらヘビでないのと同じで、悩みのない青春は青春ではない。 人間には当たり前の自然な成長のプロセスがある。 誰も傷つくことなしに、青春を生きていくことは出来ない。そしてその傷が深ければ深いほど、そのあとの再生も力強い。傷の深さは再生の輝きに比例する。 十代に生きる土台を築かなければ、その先の人生はない。十代で悩むと、悩み苦しみに免疫が出来る。 もし今あなたに悩みがあったら、「今、私は予防接種している」と思えば良い。 梅雨は、春の感情を一掃する雨。夏を迎えるためにはこの雨が必要。十代の悩みは梅雨のようなものである。 小さい頃の