なんだかHATENA界隈でも村上春樹の話題がいろいろ出ています。 村上春樹の「好き」「嫌い」はどこで分かれるのか? に関する一考察 村上春樹の「孤独」と西村賢太の「孤独」 村上春樹信者を公言している僕としては乗っからないわけにはいきません。 村上春樹は基本的にファンタジーです。「夢」であり「幻想」を描く作家です。本人も「夢を見るために僕は毎朝目覚めるのです」といってるくらいです。リアルだと思うと、気持ちわるくもなります。 そして、村上春樹が描く鬱や孤独や苦しみは「中流階級鬱」です。一定の社会的地位があり、生活や仕事に困ることは無く、コミュニケーション能力を持ち、誰とでも話そうと思えば話せるくらいの中流階級の人が抱える「鬱」です。そもそも「恵まれた人」の悩みなのです。憤慨する人がいるのも無理はありません。 さて隠してもしょうがないのではっきり書くと、僕は俗にいうハルキストと呼ばれる人種です。