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ブックマーク / fukuchi.org (3)

  • スティーブン・キング『ミザリー』に施された仕掛けと日本語版における組版ミス

    先日、スティーブン・キングの『ミザリー』の原書を久々に読み返していたところ、いままで気付いていなかった、細かいが重要な仕掛けを発見した。その仕掛けは残念ながら日語版では再現されていないため、これを知らない日の読者も多いだろう。後で述べるが、キングは小説というメディアの特徴をうまく利用した仕掛けを施すのが好きな小説家であり、書にもそれがよく表れている。訳者の矢野浩三郎と文藝春秋社はそれを高い水準で再現しているものの、画竜点睛を欠いてしまっているので、それを補うためにここでその仕掛けを紹介したい。 なお、稿はその性質上、『ミザリー』の重要な筋書を(すべてではないが)バラしてしまっている。同書を未読の方は、ぜひここでブラウザを閉じて、先に同書に目を通していただきたい。『ミザリー』は、「モダンホラーの帝王」とまで呼ばれたキングが、現実を超えた存在ではなく、現実に存在しうる人間の恐しさを題材

    スティーブン・キング『ミザリー』に施された仕掛けと日本語版における組版ミス
    teppey
    teppey 2022/10/05
  • プログラムを数学の言葉で理解すること

    プログラミングを学ぶ過程において、抽象度の低い、コンピュータの現実の実装に沿った言語で学ぶべきか、それとも数学的概念からプログラムを理解できる、抽象度の高い言語を使うべきか。大学でプログラミングを教える立場からの考察だが、結論はない。ただただ、コンピュータという妖しい存在の、奇妙な面白さが好きだ、というしかない。 ふとしたきっかけから「圏論の歩き方」というを読んでいる。圏論そのものはとても高度で強力な数学的概念なんだけど、その強力さゆえに応用範囲がとても広い。このはそれらをほとんど目にもとまらぬ速さで駆け足に紹介しており、それゆえ、これ一冊で圏論を理解できるようなものでは到底なく、その名が示す通りに圏論のいわば「ガイドブック」になっている。なもんだから、読む側のこっちとしても、次の旅先をどこにしようかなとガイドブックを流し読みするくらいの気楽さでパラパラと読んでいる。 さて、その中の「

    プログラムを数学の言葉で理解すること
    teppey
    teppey 2016/08/02
  • 表現のためのオープンソースソフトウェア

    ここは、コンピューターを使った作品制作において、オープンソースソフトウェアを使う場合に役に立つ情報を 共有するための場です。ソフトウェアの紹介や使い方から、自分でアプリケーションを構築したりプログラムを 書いたりするためのツール、あるいはその実行環境まで含めた、幅広い情報を蓄積することを目指しています。 どんどん書き込んでいってください。 告知 スパム投稿が多発しているため、ユーザーアカウントの追加を停止しています。 各記事および記事中のソースコードのライセンスを Attribution-ShareAlike 3.0 に変更しました。詳しくはOss4art‐ノート:Copyrightsを参照してください。 このページへのリンク: https://fukuchi.org/oss4art/

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