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ブックマーク / jp.ign.com (8)

  • 特撮からアニメへ、アニメから特撮へ 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズにおけるデジタル表現の変化【CEDEC+KYUSHU 2022】

    ゲーム開発者向け技術イベント「CEDEC+KYUSHU 2022」にて、カラー取締役の小林浩康氏による特別招待講演が行われた。「プレイバック!『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズを主とした、 アニメの極私的デジタル表現」と題された講演では、20年以上アニメ業界で活躍する同氏が、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズの歩みとともに発展していったアニメーション制作におけるデジタル技術について語った。 小林氏は2017年に福岡に設立された、3DCGをベースにしたアニメーションスタジオ、プロジェクトスタジオQの代表取締役も兼任し、現在もさまざまなプロジェクトを進行中だ。 小林氏は、日テレビアニメが格的に3DCGを活用し始めた1999年頃から、それ以降普及していったアニメや映画での3DCG活躍の現場を第一線で目にしてきた。業界で働くなかで、『エヴァンゲリオン』の新作制作の噂を聞きつけ、制作に参加

    特撮からアニメへ、アニメから特撮へ 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズにおけるデジタル表現の変化【CEDEC+KYUSHU 2022】
    teppey
    teppey 2023/08/28
  • 『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』を3倍楽しく遊ぶ方法、それは「画面表示の設定」だ

    紛れもなく『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』は楽しいが、あるときひとつのことに気がついた。このゲーム、通常の設定で遊んでいてはもったいない、と。 事の発端は、作にフォトモードがないと嘆いていたことである。「ウツシエ」というカメラは一応あるのだが、ほかのオープンワールドゲームでありがちなフォトモードは存在しておらず、好きなようにスクリーンショットが撮れないのだ。 しかし、幸いにも作には「画面表示」という設定があり、それを「プロ」にするとUI(ユーザーインターフェース)などが必要最低限の表示になる。そしてこれこそ、作を3倍楽しむための設定なのだ。 画面表示をプロにした実例 とりあえず、同じ場面の画像を見比べてもらおう。 通常の画面表示。 さて、どう感じるだろうか。もちろん感じ方は人それぞれだが、画面表示が通常のときは「ふつうのゲーム画面で、ゾーラ族のところへ来たのだな」と

    『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』を3倍楽しく遊ぶ方法、それは「画面表示の設定」だ
    teppey
    teppey 2023/06/12
  • 『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』レビュー:ハイラル全土を覆い尽くす、途方もない量の遊び

    正直にいうと、筆者は『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』をシリーズの最高傑作だとは思っていなかった。実際にシリーズとして、そしてオープンワールドの形態を持つゲームとして革新的であったことは間違いないと思うし、初めて遊んだとき、その攻略の多彩さ、広大な世界の作り込みに感動したことは事実だ。しかし、心の底ではこのゲームに対して「物足りなさ」を感じていた。それは、従来のシリーズの「コントロールされた上質な謎解き」への渇望か、敵キャラクターの不足か、もしくは「ガノン」が喋ってくれなかったことへの寂しさなどが理由だったのかもしれない。 だが、今回、続編である『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』を遊び、単にそういった「過去作にあったものがない」というだけが物足りなさの理由ではなかったということが理解できた。「ティアーズ オブ ザ キングダム」は、「ブレス オブ ザ ワイルド」がま

    『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』レビュー:ハイラル全土を覆い尽くす、途方もない量の遊び
    teppey
    teppey 2023/05/25
  • 『メトロイド ドレッド』はいかにして「メトロイドヴァニアの始祖としての貫禄を見せつける傑作」になったのか

    ナンバリングの作品としては約19年ぶりの登場となった『メトロイド ドレッド』。あまりにも間が空いているうえに、いまやすっかり「メトロイド」シリーズに影響を受けた「メトロイドヴァニア」なんてジャンルが定着しているわけで、「いくら始祖といえる存在とはいえ、当に戻ってきて大丈夫なのか?」という不安があった。 しかし、実際に遊んで見ればそれは杞憂だった。それどころかゲーム・オブ・ザ・イヤーの候補として十分に考えられるほどの作品であり、開発元である任天堂とマーキュリースチームの底力を見せてもらった気分だ。 とはいえ、いまさら戻ってきた『メトロイド ドレッド』がなぜそこまで優れた作品になれたのか非常に気になるところだろう。実は作、“メトロイドヴァニアの問題”と“「メトロイド」の問題”の両方をうまく解決している優れたゲームなのである。 探索や単調さといったメトロイドヴァニアとしての問題 メトロイドヴ

    『メトロイド ドレッド』はいかにして「メトロイドヴァニアの始祖としての貫禄を見せつける傑作」になったのか
    teppey
    teppey 2021/10/19
  • 最先端のジャンルがゲームにも「ローファイ・ヒップホップ」特集(前編):ゲーム音楽ディスクステーション第5回

    ローファイ・ヒップホップとは? ご存じない方に説明するなら、ゆったりしたビートとほんのりジャジーなフレーズが織りなす「癒やしのインスト・ヒップホップ」といったところでしょうか。ヒップホップと言いつつも、実はその文化の中から生まれたものではなく、主な支持層はこれ系のサントラに郷愁を感じる00年代アニメ世代、あるいは「作業用BGM」として魅せられた若いYouTubeリスナーなどだったりします。ヒップホップ流との結び付きは、あくまでも気だるいビートだけで、音楽的にはむしろVaporwaveの後裔的な位置にあるといえるでしょう。霞がかったノスタルジックな音像や、ビジュアルイメージと一体化したサウンドの扱いなどには、確かにVaporwaveの影響を感じることができます。 さて、そんなローファイ・ヒップホップですが、最近これにゲーム音楽が接近しつつあります。ムーブメントとしてのローファイ・ヒップホッ

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    teppey 2021/09/28
  • 『シン・エヴァンゲリオン劇場版』レビュー かつて監督自身が引き起こした巨大な「インパクト」にケリをつけた作品

    筆者は、『新世紀エヴァンゲリオン』にハマった世代だ。だから、ニュートラルに『シン・エヴァンゲリオン劇場版』を評価することはできない。主観的な印象としては、10点満点中で350万点ぐらいの作品なのだが、『新劇場版』から入り、『破』が一番好きだという観客にとっては意味不明で3点ぐらいの作品なのではないかと危惧もしている。 だから、レビューは、いわゆるニュートラルで客観的なレビューではないかもしれない。かつて、『新世紀エヴァンゲリオン』にハマり、人生の道すら踏み外してしまったかもしれない一人の人間として、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』に向き合って絞り出した感想のようなものだ。 ネタバレを遠慮なく行ってしまうので、未見の方がレビューを読むことは推奨しない。まずは自分の眼で見に行くことを強くオススメする。 世界を終わらせる物語ではなく、生命を育もうとする物語を描く 初見の印象は、大満足で、期待

    『シン・エヴァンゲリオン劇場版』レビュー かつて監督自身が引き起こした巨大な「インパクト」にケリをつけた作品
  • 【ネタバレコラム】『The Last of Us Part II』は“絶対におすすめしないAAA怪作”である――このゲームは残酷で愚かで空虚だが、私は大好きだ

    ※この記事には「The Last of Us」シリーズのネタバレが含まれる。 『The Last of Us Part II』(以下、ラスアス2)を遊びはじめたときは、正直なところ「とんでもない蛇足ではないか」と思っていた。なぜなら、序盤におけるエリーの復讐の旅はまったくおもしろくない、ジョエルの真似事に過ぎないのだから。 いや、ラスアス2はノーティードッグのAAAタイトルなわけで、そのクオリティは類を見ない。足元に生える雑草から高層ビルまでとてつもないこだわりが見えるし、攻撃を受けると衝撃を受けて倒れ込むもそのまま戦えるシステムなども、リアルさをうまくゲームシステムに落とし込んでいる。 ただ、エリーの旅はとても地味だし楽しげな要素はほとんどなかった。新しいシステムもあるし見たことのない敵もいるが、代わり映えしない。正直なところ、途中で投げ出しそうになるくらいだったし、まさしく“頑張ってゲ

    【ネタバレコラム】『The Last of Us Part II』は“絶対におすすめしないAAA怪作”である――このゲームは残酷で愚かで空虚だが、私は大好きだ
    teppey
    teppey 2020/07/15
  • 「VA-11 Hall-A」は、南米文学史に加えられるべき傑作である

    (ヴァルキューレたちは)戦死者たちの魂を集めて、それをオーディンの雄大なる楽園へと運んでいく。天井が黄金でできていて、たいまつではなく抜き放たれた剣の数々に照り映えるそこの「戦死者の大広間」、ヴァルハラで、戦士たちは夜明けから日暮れまで戦った。そのなかで斃れてしまった者たちもふたたび生き返り、そこで一同は神の宴を共にし、不死の猪の肉や角の盃に盛った尽きない蜂蜜酒をふるまわれた。 ――J.L.ボルヘス、M.ゲレロ著『幻獣辞典』、項目「ヴァルキューレ」より ゲームのなかに展開される虚構世界は、いつもヴァルハラめいている。RPGでも、FPSでも、STGでも、私たちはあらゆる魂をはじめからやりなおし、あらたな戦いに向かうことができる。先日、日語版がリリースされた名作「VA-11 Hall-A」も、この類型の例外ではない。しかしその手段は、こんにちのビデオゲームにおいて、もっとも先進的なものだ。

    「VA-11 Hall-A」は、南米文学史に加えられるべき傑作である
    teppey
    teppey 2017/11/27
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