今大会、大事な場面でゴールを決める勝負強さで開催国を牽引してきた“10番”ネイマールの骨折&戦線離脱は、ブラジル中を悲しみの底に突き落とした。コロンビアDFフアン・スニガに後ろから“ジャンピング膝蹴り”を食らって、倒れ込み、泣きながら担架で運ばれていくネイマール……。このシーンは現地のテレビでも、繰り返し流されている。 “加害者”スニガはブラジル国民のみならず、世界中のサッカーファンから憎しみを買ってしまったようだ。スニガのインスタグラムには世界中から6000件以上のコメントが寄せられ、その大半が誹謗中傷だったという。また、ブラジルのマフィアが報復声明を出したとも報じられた。 スニガのラフプレーは偶然だったのか、故意だったのか。 スニガは「傷つけるつもりはなかった」とコメントを出しているが、真実は本人にしかわからない。それよりも疑問が残るのは、なぜレフェリーがスニガのファウルに警告す