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ブックマーク / oshimayukinori.hatenablog.com (1)

  • 養老孟司 『人間科学講義』 ちくま学芸文庫1/3 - 週に一冊

    ●人間科学とはなにか p13 われわれは「世界はこういうものだ」と信じているが、それは脳がそう信じているだけである。しかしそうだとわかったからと言って、事情がさして変化するわけではない。 が、脳がそう信じているだけだということを知ることはそれでも大切なことである。なぜならたかだか1500グラムの脳が「勝手に思っている」ことを根拠に、例えば人を殺していいかという疑問が生じるからである。だからわたしはどんな原理主義者にもなれない。 p24 明治政府が教育勅語に意識的に入れなかったものが二つある。宗教と哲学である。当時、宗教と哲学に触れればどうしてもキリスト教に触れなければならなかった。明治政府は江戸幕府と同様にキリスト教を警戒していたから、「そんなものは教えるべきではない」とし、代わるものとして「勅語」を臣民に与えた。 戦後、教育勅語は徹底的に消された。いまでも日の公教育は宗教と哲学を教えな

    養老孟司 『人間科学講義』 ちくま学芸文庫1/3 - 週に一冊
    terakaz9
    terakaz9 2013/09/10
    ”文学系の人たちが脳が「難しい」というのは、そういう人たちが古典的な因果関係理解に慣らされきっているからだろう。量子がつかさどる電気的事象は一般的にニュートン的因果関係には従わない。”
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