伊藤は「キャラ/キャラクター」は図像に由来するものであるとの見解を取っていることが問題となります。『ユリイカ』2006年1月号(ISBN:4791701429)掲載のトークイベント(2005年10月29日)にて東浩紀がこの点を指摘し,「キャラ/キャラクター」をライトノベルに適用できるのではないかというのは順当な批判でしょう。 博物士-『テヅカ・イズ・デッド』をめぐる逡巡 http://d.hatena.ne.jp/genesis/20060215/p1 例えば口絵や挿絵と小説本文とを有機的に結合させた、漫画に近しい形式として考えるなら、「キャラ」の概念で挿絵と本文を横断させるっていう発想は使えそうだし面白そうだと思います。小説本文の中でのみ「キャラ/キャラクター」を抽出しようとするのはあまり意味がないように思われます。それを抽出するにはまず小説本文の文章の中で生成されてる/読者に読み取られ