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風の旅人と人生に関するteratownのブックマーク (2)

  • 写真と他者とエピソード - 風の旅人 〜放浪のすすめ〜

    写真の魅力は、「一瞬を切り取ること」とよく言われるけれど、私はこのことに対して、最近、疑問を感じている。 自分位に対象を切り取るという横暴に対して、もう少し慎重に考えなければならないのではないかと思っている。パパラッチは例外なのではなく、写真の強みである「一瞬を切り取ること」の上に胡座をかいた行為の延長にすぎないだろう。 写真は、もっとも簡単に対象を切り取りやすい表現行為だから、対象にしっかりと向き合う努力を放棄して、対象を、自分のエゴ、自己陶酔、自己主張のために安易に利用しがちであり、現実にそうなっていることが多い。 今日の多くの人々が、人生を大きく左右する運命的な出会いを待望するようなところがあるのは、「スクープ」など「決定的瞬間!!」だけで全てを評価していく傾向にある今日のメディアの影響だろうか。 写真の好き嫌いは、人それぞれである。自己陶酔的な傾向が強い人は、自己陶酔的な傾向の強

    写真と他者とエピソード - 風の旅人 〜放浪のすすめ〜
  • テレビが殺ぎ落とす大事なもの - 風の旅人 〜放浪のすすめ〜

    今日の午前中、NHKで「星野道夫に魅せられて」という番組があった。 星野さんの写真を断片的に見せながら彼の言葉を紹介し、そんな彼の生き方に影響を受けた何人かの人生を断片的に紹介するという内容のものだ。 背後にロマンチックな音楽が流れ、ヒューマンタッチなナレーションがかぶる。先日見た、新興宗教のような映像試写会と類似の手法だ。 今さらこのような陳腐な洗脳で自分の人生を変えてしまうほど単純な人は、そういないと思うが、それでも気にかかるところは多い。 何が気にかかるのかというと、こうしたロマンチックな番組づくりは、とても善なる顔をしているが、実際には、大変大事なことを狡く殺ぎ落としていることだ。 星野さんの場合でも、テレビ番組のなかで写真や言葉がムードある雰囲気のなかで伝説的に取り上げられるが、そうした眩しいばかりの側面だけが彼の人生ではなく、その背後に、その何倍、何十倍もの、単調で苦しく切なく

    テレビが殺ぎ落とす大事なもの - 風の旅人 〜放浪のすすめ〜
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