Adobe-Japan1フォントには、分数に関して4つのスタイルが用意されている。下図は「1/2」を例としたもの。3番目の「斜め型・グリフの動的合成」以外については、前回のエントリでも触れた。 OpenTypeフォントには、分数に関するフィーチャとして、'afrc'(分数)、'frac'(スラッシュを用いた分数)、'numr'(分子)、'dnom'(分母)がある。Proフォントでは、これらのフィーチャによる置換結果は、各スタイルと下図のように対応する。 一方、Mac OS X 10.5以降に付属するヒラギノProNやAdobe CS4に付属する小塚Pr6Nなどでは、'frac'(スラッシュを用いた分数)の仕様が、下図のように変更されている。常識的に考えてJISの例示字形と'frac'の仕様は関係なさそうなので、たぶん単純にヒラギノProNや小塚Pr6Nのほうが新仕様なのだろう。 旧仕様のフ