前回のエントリで見たように、Adobe-Japan1フォントでは、欧文約物形状のダッシュ(CID+138)がU+2014 EM DASHに、和文約物形状のダッシュ(CID+661)がU+2015 HORIZONTAL BARに対応している(下図)。しかし、U+2015 HORIZONTAL BARがもともと「日本語組版のための全角ダッシュ」としてUnicodeに収録されたものだとは考えにくい。では、これは何なのか。わかっているいることを以下にメモするが、あらかじめ言っておくと、あまりまとまりはない。 Unicode Standardの「6.1 Writing Systems」には、「U+2015 HORIZONTAL BARは、ある種のタイポグラフィのスタイルで、引用文の導入に用いられる」と記されている。 U+2015 HORIZONTAL BAR is used to introduce