①作業の抜け・漏れを防げる WBSを作成する際に、ロジカルに作業をブレークダウンするという思考自体が気付きを促す。例えば、「作業1と作業3を洗い出してみると、作業3をやるには準備作業として作業2が必要だ」といったような気付きを得やすくなる。 ②プロジェクトのスコープが決まる スコープは範囲のことであり、スコープを決めるとは「何を」「どこまで」やるかを明らかにすることを指す。プロジェクトでは、成果物と作業をWBSに記述することにより範囲を決める。つまり、WBSに書かれた作業はスコープ内だが、WBSに書かれていない作業はスコープ外である。最初にWBSを作成することにより、「今回のプロジェクトでやるのはこの範囲だよね」と決めてからスタートできる。 ③しっかりした計画が作成できる 冒頭で「スケジュール表の左端の作業項目がWBSである」と述べたが、実際には、先にWBSを作り、それから各作業項目の開始