統計を学びたいけれども、数式アレルギーが……。そんなビジネスパーソンは少なくありません。でも、大丈夫。日常よくあるシーンに統計分析の手法をあてはめてみることで、まずは統計的なモノの見方に触れるところから始めてください。モノの見方のバリエーションを増やすことは、モノゴトの本質を捉え、ビジネスのための発想や「ひらめき」をつかむ近道です。 ビジネスシーンはもちろんですが、私たちは日々の暮らしのなかで常に、右か左か、上か下か、外か内か、前進か後退かの判断を求められます。 迷うことなく決められる人、考え抜いてから結論を出す人、目をつぶったまま走り出してしまう人、どうしても決断できない人、誰かに決めてもらう人、先送りしてしまう人などいろいろです。 ここでは、モノゴトを判別する方法と将来を見通すための簡単な「予測モデル」を通して、“迷宮”から脱出するためのヒントを得たいと思います。 中堅メーカーのA社は