イタリア・トリノ(Turin)の大聖堂で公開された「トリノの聖骸布(Shroud of Turin)」(中央)を眺める人びと(2010年4月10日撮影)。(c)AFP/VINCENZO PINTO 【4月12日 AFP】処刑後のイエス・キリスト(Jesus Christ)の遺体を包んだとされる「トリノの聖骸布(Shroud of Turin)」が10日、イタリアのトリノ(Turin)で10年ぶりに公開された。 トリノの聖骸布は、キリスト教世界で最も神聖視される遺物の1つだが、謎に包まれており、真贋をめぐっては論争が続いている。6週間にわたって公開され、およそ200万人が閲覧に訪れる見込み。 多数の訪問客が見込まれるトリノでは、治安対策や群衆の誘導などを含む詳細な準備が行われた。当局はトリノの大聖堂周辺の広い地域を封鎖し、ボランティア約4000人が動員された。 トリノの聖骸布は幅1.1メート