ここでメインに取り上げたのは豆かんであるが、 この店が自前で作っている寒天の味が一番よく分かるメニューを食べようとしたのであった。 私たちは2004年盛夏に、「豆かん」が名物の 喜み家 を同じ日に訪れ、食べ比べを行った。 みつばちのものは寒天がプリプリしていて雑味やクセっぽさがなかった。 寒天に気を遣っている店は多いが、 確かに雑味(クセ)を取ったが味わいも減ってしまって、 「虚の味」とでもいうべき水っぽさが生じている場合が多い。 ところがこの店の寒天は何とも「自然」というべきか「新鮮な感じ」というべきか、 「虚の味」ではなく素直に雑味がないのだ。 この味を何と表現したら良いか難しいが、生き生きしている。 「寒天ってこんなに(元々が)おいしいんだ‥」と実感できる。 しかも豆かんが、寒天を楽しむには一番良かろう。 豆の味は、 ふれかんて の豆かんのように豆のキャラクター(クセ)で食べさせるの