桜の花が境内に飾られていた。飾られていただけで、境内に桜の木がある訳ではない。普段はそこに桜の木などないのだ。花見の季節に合わせて特別に飾られているのだった。赤く塗られている建物が多い境内に、桜の淡いピンクはよく似合っていた。 桜の向こうには五重塔が見える。元々は江戸時代に建立された塔が建っていたのだが、1945年の東京大空襲時に焼失してしまった。現在の塔は1971年に再建されたものだ。今現在は参拝客がのんびり過ごしている境内にも、戦時中には爆弾が降り注いでいたのだった。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く