田舎道を歩いていると、道端に牛がいた。痩せ細っていて、肋骨が浮かび上がっている。お腹が相当に減っているのだろう。一心不乱に道路脇に生えている草を食んでいる。僕が目の前に立ち止まっても、気に掛けている気配は無かった。お構いなしに食み続けていた。 ヒンドゥー教の世界では聖なる動物のはずなのだけれど、ここでは大切に扱われているようには見えなかった。その傍を籠を頭に載せた女性が歩いている。何の変哲もない暑い昼下がりだった。
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