2020/12/26 ドキュメンタリー 「元テロリストを受け入れる」紛争地ソマリアで、イスラム過激派を更生させる日本人の若者 「彼らはかなり孤独ですからね」。アフリカ大陸の東端、ソマリア連邦共和国は世界最悪の紛争地ともいわれる。その場所で日本人の若者が、イスラム過激派組織アル・シャバーブの投降者、逮捕者たちに対し、社会復帰の支援をしている。「元テロリスト」とどう向き合っているのか。「誰もできないんだったら、自分がやる」。29歳の奮闘を追った。 ■「危険すぎる」紛争地、ソマリア 1991年に勃発した内戦で国土が分断されたソマリア。2012年に正式な政府が発足するまで、無政府状態が続いていた。紛争に加えて飢饉や洪水も起こり、ケニアやエチオピアなど周辺国へ大量の難民を生み出して、“破綻国家”と呼ばれてきた。 ソマリア南部に台頭したアルカイダ系のイスラム過激派組織アル・シャバーブは、国内外で自爆テ