屋外に生息するマダニが媒介する新種の感染症「SFTS」で、国内で4人目の死亡が確認されました。 新たに死亡が確認されたのは広島県の成人男性で、去年夏に亡くなっています。SFTSウイルスの感染は、ほとんどが草むらなど屋外に生息するマダニが媒介していて、人に感染するということで2009年ごろから中国で報告がありました。国内での死亡例は山口県の女性、愛媛県、宮崎県の男性と合わせて4人となりました。広島県の男性からは、これまでの3例と似たウイルスが検出されていることから、国内に生息するマダニにかまれたことが原因とみられています。このウイルスに有効なワクチンはなく、厚生労働省は注意を呼びかけています。