岩波から「動物園革命」という本が出た。 著者は、若生謙二さん。 石田さんの「日本の動物園」でもしきりと引用されていた、展示設計レベルでの第一人者で、ランドスケープ・アーキテクトとか、ランドスケープ・デザイナー(といっていいのかな)的な立場で、動物園と関わりつづけている人。 今手にしたばかりで、ぱらぱらと流し読みした程度なのだけれど、これもまた、読まねばならない必読の本が増えたなという印象。 「動物園にできること」へき言及もあり、あの本が、批判的に乗り越えられることは、実に喜ばしいことだと思う。 それにしても、今年は、動物園本の当たり年だなあ。 「日本動物園」だけでも、画期的だと思っていたのに、年の瀬になって、あらたな重量級読み物が投下されるとは思ってもなかった。