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ブックマーク / macgyer.hatenablog.com (8)

  • アメリカとコロコロが最強コラボ!!:『まーべる・あべんじゃーず』 - 冒険野郎マクガイヤー

    金曜のニコ生準備にけっこう手間取っている。準備完了するまでブログ更新するつもりは無かったのだが、とんでもない漫画を発見してしまったので軽く紹介したい。 なんと今月のコロコロにアベンジャーズの漫画が載っている*1のだ。その名も『まーべる・あべんじゃーず』。 今月頭から『ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ』なる『アベンジャーズ』の日ローカライズ版アニメが放映されているのだが、そのタイアップらしい。 しかも、『ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ』は、一応シリアスなキッズ向けアニメなのだが、『まーべる・あべんじゃーず』はギャグ漫画だ。それも、コロコロというよりもボンボンや(自分が幼児だった頃の)テレビマガジンに載っていたような、タイアップギャグ漫画だ。 まず、ギャグ漫画向けにディフォルメされたデザインが素晴らしい。キャップはアイアンリーガー似、ハルクは白目、アイアンマンは牙みたいに処理されている

    アメリカとコロコロが最強コラボ!!:『まーべる・あべんじゃーず』 - 冒険野郎マクガイヤー
  • 若人のためのポール・ヴァーホーベン映画全作ガイド - 冒険野郎マクガイヤー

    先日ニコ生にて行なった『ロボコップ』解説がニコ動にアップされました。 STAP細胞解説の回との再生数の違いに哀しくなるものの、どちらかといえばこちらの方に力を入れております。お時間があれば是非御覧下さい。 実はこの回、「ヴァーホーベンと『ロボコップ』」として昨年夏に収録を行なった内容が元になっております。 ヴァーホーベンの過去作解説が思いのほか長くなりすぎ、「編集したくない!」という訴えからお蔵入りしました。 先日の放送では大幅に割愛しましたが、せっかくなので「ポール・ヴァーホーベン映画全作ガイド」としてブログのエントリとしてまとめておきます。『ロボコップ』解説動画と共にお楽しみ下さい。 ちなみにチェックリストの○×△は以下の基準でつけています。 レイプ:きっちり挿入しているかのような描写があるかどうか ゲロ:口から吐瀉物にようなものが噴出するカットがあるかどうか ウンコ:ウンコをきっちり

    若人のためのポール・ヴァーホーベン映画全作ガイド - 冒険野郎マクガイヤー
  • すべてのヒーロー・チームはファイト・クラブである:『キック・アス ジャスティス・フォーエバー』 - 冒険野郎マクガイヤー

    『キック・アス ジャスティス・フォーエバー』観賞。なんだかヒーローについての論考や論文を意地悪く映画化したみたいな映画だった。この意地悪さは、狙ってやった結果かどうかが判断できないのだが、はっきりいって好みだわあ。 キック・アス<スペシャル・プライス版>Blu-ray 前作『キック・アス』はケレン味たっぷりの快作だった。ボンクラで貧相なガタイで童貞でアメコミのスーパーヒーローに憧れていてちょっと正義感が強いだけのそこら辺にいそうな男子が当のスーパーヒーローになる――というさまをポップなアクションと血まみれバイオレンスを両立させて描いていた。 キック・アス (ShoPro Books) マーク・ミラー ジョン・ロミータJr. その後、原作を読んでみて驚いた。主人公は正義感ではなく思春期ボンクラ特有のこじらせた自意識*1からヒーローになる。ビッグ・ダディがヒーローになる理由は復讐ではなく主人

    すべてのヒーロー・チームはファイト・クラブである:『キック・アス ジャスティス・フォーエバー』 - 冒険野郎マクガイヤー
  • このゾンビ映画を作ったのは誰だ!:『ワールド・ウォーZ』と『ウォーム・ボディーズ』 - 冒険野郎マクガイヤー

    雄山「中川、今日の映画はなんだ?」 中川「『ワールド・ウォーZ』にござります」 雄山「ほう。有名なゾンビ小説映画化だな。モキュメンタリーならぬ架空のオーラル・ヒストリー形式で、ゾンビ発生による世界的危機“世界ゾンビ大戦”を乗り越えた時点から語るという、なかなかに考え抜かれた小説だったな。映画も楽しみだ」 WORLD WAR Z 上 (文春文庫) マックス ブルックス Max Brooks 中川「この中川、雄山さまの好みは熟知しておりますゆえ」 雄山「ハハハ、こやつめ。それでは、観てみるとするか」 二時間後 雄山「……このゾンビ映画を作ったのは誰だあっ!」 中川「先生、どうか落ち着いてください」 雄山「だから私はこんな下衆なシネコン映画を観るのは嫌なんだ! 人に金と時間を払わせておいて、こんなものを観せるとは!!」 雄山「ええい、我慢ならん。監督を呼べ!」 マーク・フォースター「わ……私で

    このゾンビ映画を作ったのは誰だ!:『ワールド・ウォーZ』と『ウォーム・ボディーズ』 - 冒険野郎マクガイヤー
  • シャブとものづくりのファンタジー:『シャブ極道』と『風立ちぬ』 - 冒険野郎マクガイヤー

    先日書いた『風立ちぬ』のエントリが未だにアクセス数を稼いでいてくれてニヤニヤしているのだが、少し戸惑ってもいる。 『風立ちぬ』って、そんなに難解な映画じゃないと思うんだよね。むしろ、『もののけ姫』や『ハウルの動く城』の方が難解――「映画」というものの定石から外れていて、意味を読み取るのに苦労する作品だろうと思うのだ。 主人公が世間の常識や良識から外れた俺ジナルな価値観を持ち、俺ジナルなライフワークに邁進している。 時に「俺ジナルな価値観」は「少年の心」や「聖なる魂」として描かれるが、世間から外れているという意味で同じである。 主人公は人格的に破綻したダメ男であるが、一方で凡人にはない強烈な魅力や能力を持っており、様々な人間がそんな主人公にシビれ憧れ、協力する。 中でもヒロインはダメさも含めて主人公に惚れ抜いており、ダメ男としっかり者のヒロインが様々な障害や挫折を、愛情と機転で乗り切っていく

  • ウルトラ・スーパー・デラックスマン・オブ・スティールのリープ・オブ・フェイス:『マン・オブ・スティール』 - 冒険野郎マクガイヤー

    藤子・F・不二雄のSF短編の一つに『ウルトラ・スーパー・デラックスマン』というのがある。 藤子不二雄異色短編集〈3〉ウルトラスーパーデラックスマン (ゴールデン・コミックス) 藤子 不二雄F ラーメン大好き小池さんにそっくりの句楽兼人(「くらくけんと」と読む)が主人公だ。 正義感は強いものの平凡なサラリーマン、句楽兼人はある朝突然スーパーマンのごとき力を身につける。それまで現実の悪に対して何もできず、投書くらいにしか自身の正義感の持って行き場のなかった句楽は、「小は暴走族から大は政財界の黒幕や公害企業」まで「正義の鉄拳」を浴びせる。だが句楽の「正義」は社会にとって……というお話だった。 このお話、誰もが認める傑作なのだが、句楽の同期である片山の視点で話が進むのが秀逸だった。以前の句楽と同じくらい平凡なサラリーマンで、なんのスーパーパワーも持っていない片山が、当のスーパーヒーローにみえる、

  • J・J・エイブラムスへの愛憎:『パシフィック・リム』 - 冒険野郎マクガイヤー

    ニコ生で解説番組やりました というわけで『パシフィック・リム』観てきたのだが、いや面白かったねえ。 『パシフィック・リム』のバトルシーン――怪獣と巨大ロボットががっつんがっつん戦うシーンははっきりいって感涙ものだ。なんだかんだいっても、平成ガメラや平成ウルトラマンが光線技の応酬で済ませていたシーンを、「異形のモンスターとスーパーロボットの格闘」という形で、大予算をかけてきっちり映像化してくれているのだ。 しかも、単にCGで出来た怪獣やロボットが殴り合っているだけではない。合間合間には必ずコックピットの中で汗だくになりながらハァハァとパンチを打ったり船を漕ぐように足踏みする役者の映像がインサートされる。映画というメディアにおいて、肉体が動くというのは最大の魅力の一つだ*1。だからこそロボットが怪獣をロケットパンチで殴りつければ我々も痛快に感じ、ロボットが傷つけば我々も痛みを感じるのだ。 これ

    J・J・エイブラムスへの愛憎:『パシフィック・リム』 - 冒険野郎マクガイヤー
  • このGIジョーを作ったのは誰だ!:『G.I.ジョー バック2リベンジ』 - 冒険野郎マクガイヤー

    雄山「中川、今日観る映画はなんだ?」 中川「『G.I.ジョー バック2リベンジ』にござります」 雄山「ほう。アニメ『地上最強のエキスパートチーム G.I.ジョー』を実写化した『G.I.ジョー』の続編だな」 G.I.ジョー スペシャル・コレクターズ・エディション [Blu-ray] スチュアート・ビーティー 雄山「前作はアクション映画としては微妙だったが、玩具箱をひっくり返したような幼稚なセンスが楽しい作品だったな。今回も楽しみだ」 中川「この中川、雄山さまの好みは熟知しておりますゆえ」 雄山「ハハハ、こやつめ。それでは、観てみるとするか」 二時間後 雄山「……この『G.I.ジョー』を作ったのは誰だ!」 中川「先生、どうか落ち着いてください」 「だから私はこんな下衆なシネコン映画を観るのは嫌なんだ! 人に金と時間を払わせておいて、こんなものを観せるとは!!」 雄山「監督を呼べ!」 ジョン・チ

    このGIジョーを作ったのは誰だ!:『G.I.ジョー バック2リベンジ』 - 冒険野郎マクガイヤー
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