20代、30代の間で急増している「新型うつ」。医学的にはっきりとした分類や定義ができないにも関わらず「うつ病」として診断されている場合も多いが、その背景には精神医学界の診断能力低下があるようだ。 沖縄県豊見城市「なかまクリニック」の中嶋聡院長は、「新型うつはうつ病ではない」と断言する。 「私のクリニックでは“抑うつ状態”を示す心因性の反応である“抑うつ体験反応”として診断した同じ患者さんが、ほかの病院ではうつ病と診断されることがあります」(中嶋氏) なぜ、病院によって診断が異なるのだろうか。 「今、アメリカ精神医学会の『DSM−V−TR』といううつ病の診断基準が日本で浸透しています。これに従えば、今まで抑うつ状態を示す体験反応と診断していた病態も、うつ病と診断される場合があるのです。私はその導入以前の、患者が発症するに至った原因や経過などを総合的にとらえる手法で診断しますが、DSM
一生元気な体は運動だけではつくることができず、生活全体のリズムを整えることが必要だという。そのためのポイントを医師の周東(しゅうとう)寛氏は「朝起き上がる」時の習慣を例に挙げ、次のように説明する。 * * * 朝目覚めたとき、がばっといきなり起き上がる人がいますが、危険です。睡眠中の体は交感神経と副交感神経が逆転し、交感神経が下がっています。いきなり起きると交感神経が急に上がり、それに伴い血圧も上がって心臓や脳などに余計な負担がかかってしまう。 これを防ぐには、布団の中で足や手をこすりあわせたり、たたいたりすればいいのです。その刺激が交感神経をゆっくり目覚めさせます。 トイレのため夜中に起き上がることもあるでしょう。そのときにもぜひ! パートナーがいないなと思って探したらトイレで倒れていた、そんな事態だけは避けたいものです。 起きているときに足指や足裏をよくマッサージすれば、
8月15日、世界基督教統一神霊協会(統一教会)創始者・文鮮明(ムンソンミョン)氏(92)の「危篤」が報じられた。統一教会を長年追及してきたジャーナリストで参議院議員の有田芳生氏は言う。 「文氏は、植民地支配を含めた日本の若者たちの贖罪意識を利用し、霊感商法などで資金を巻き上げた、カリスマ的な宗教者です」 統一教会は、1954年に文氏が韓国で創設し、92年には、「国際合同結婚式」に元歌手の桜田淳子さんや、元新体操選手の山崎浩子さん(その後脱会)が参加したことで注目を集めた。しかし、信者の家族との対立、壺などを高値で販売する霊感商法が社会問題化した。 全国霊感商法対策弁護士連絡会の紀藤正樹弁護士によると、統一教会の霊感商法による被害相談額は、93年のピーク時に約122億円にのぼった。 「被害相談額は去年までの25年で1100億円をゆうに超える。2009年に『新世』(統一教会信者の印鑑販
7月27日に放送されたラジオ番組『木村拓哉のWhat’s up SMAP』(TOKYO FM)。番組内紹介されたメールの内容は、「自分はいじられキャラなのだが、いじられるのは嫌だ。すごく傷ついている」という深刻なものだった。これに対し、木村は真剣な口調でこう語り始めた。 「言葉を書いてみてもわかるけど、“いじり”と“いじめ”って一文字違いだし、紙一重だったりするんじゃないかな。相手が傷ついてたら、それはもういじめに片足をつっこんでるようなもんだよ。相手を傷つけているなら…」 ラジオでいじめと真剣に向き合う姿勢を見せた木村だが、彼もまたかつては“いじめられっ子”だったといわれる。 アイドルとして世に出始めたころ、木村は地元の高校に進学した。しかし、人気が出るにつれ、それを面白く思わない地元の不良たちにボコボコに殴られる日々が待っていた。帰るときには服装が泥で汚れ、ボタンが取れ、ポケット
「きまじめで努力を惜しまない性格の人」に多いといわれてきた「うつ病」。だが、近年は、趣味や遊びは楽しめるのに、仕事になると元気が出なくなる「新型うつ病」が増えているのだという。 特徴としては、20〜30代前半の若者に発症が多く、職場や公的活動では、うつ症状が悪化するが、自分の好きなことでは症状は軽くなり、比較的活動的になるという。また、自責感に乏しく、他罰的で、うつ病と認めること、うつ病で休職することに抵抗が少なく、むしろ望む傾向にあるそうだ。 こうした症状はさらに細分化することができるという。たとえば、20代前後に発症するとされる「非定型うつ病」は、職場や仕事ではうつ状態が強いが、そこから離れると解消する。また病前の性格としては、拒絶に対して過敏で傷つきやすく、対人不安が強いのが特徴だという。 30歳前後に発症するという「ディスチミア親和型うつ病」は、「まじめさ、熱心さが希薄でうつ
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