電車に乗って、運転席の後ろで前面展望を楽しんでいると、しばしば「プー」と聞こえてきて、運転士がボタンを押す行為が行われます。もしこれに反応しないと、緊急停止です。「デッドマン」という同様の目的の装置もあります。 ボタンを押すと消える「プー」 電車に乗って、運転席の後ろで前面展望を楽しむ行為。鉄道ファン用語で「かぶりつき」といいますが、鉄道ファンのみならず、子どもと一緒に楽しんだ人もいるでしょう。 そのとき、「プー」という音が聞こえてきて、運転士がボタンを押すと音が消える、という行為がしばしばくり返されるのを、不思議に思った人もいるかもしれません。 列車の安全運行を支える「EB装置(緊急列車停止装置)」です。 東急「ザ ロイヤル エクスプレス」の運転席(恵 知仁撮影)。 「プー」は一定時間(60秒)、運転士が機器の操作を行わないと鳴るもの。この「プー」が鳴ったとき、5秒以内にボタン(リセット