自動車開発の最先端を行くF1を長年追い続けてきたジャーナリスト世良耕太氏が、これからのクルマのあり方や そこで働くエンジニアの「ネクストモデル」を語る。 ハイブリッド、電気自動車と進む革新の先にある次世代のクルマづくりと、そこでサバイブできる技術屋の姿とは? 2015年3月に予約受付を開始したロードスターをもって、マツダの新世代商品群が出そろったことになる。 火付け役は2012年のCX-5。その後、アテンザ、アクセラ、デミオ、CX-3と続いてロードスターである。ご存じのように、どれもヒットを飛ばしている。 これらマツダの新世代商品に共通しているのは、『SKYACTIV(スカイアクティブ)』と呼ばれる次世代技術を搭載していることだ。エンジン、トランスミッション、ボディ、シャシー技術の総称で、商品群をひと括りにして共通の技術を開発し、車種ごとに最適化して適用している。 SKYACTIVの狙いは