都市部のバス停は標識だけでなく、屋根やベンチが付いていたりして便利なことこの上ないが、田舎などに行くといまだ標識だけしか設置されていない簡易なバス停も多い。中国の田舎ではそうした事情を反映してか、バス停を住民が勝手に移動する違法行為が横行。最近、河南省のとある地域ではバス停が300メートルほど移動させられただけでなく、元の場所に戻されないようにコンクリートで固められていたという。 中国メディア大河網などによると、この一件は河南省洛陽市洛竜区でのこと。グーダン村の范さんが地元メディアに連絡したことがきっかけで判明したもので、グーダン村と小作村からそれぞれ伸びている道路が交差する場所に設置されていたバス停が“被害”に遭ったそうだ。 范さんは先日、問題のバス停が元にあった場所から突然消えていることに気付き、自身で調べてみたところ、元の場所から西に300メートルほど移動していることがわかった。また